《 映画監督が生み出す新たな企画 》と
《 映画化したいプロデューサー 》をマッチング
INTERVIEW
2022.12.28
RECENT FILM PROJECT
NO.55/51
NAME :
松浦真一
TITLE :
世阿弥の配流
能楽の大成者、世阿弥の伝記映画。世阿弥の伝記映画として、これまであまり知られてこなかった世阿弥の後継者である三郎元重の存在と、そしてその存在に端を発する世阿弥一家をめぐるお家騒動から世阿弥晩年の佐渡ヶ島流刑までに焦点を絞った伝記映画。
- アート
- 伝記(人)
- プロット有
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ABOUT THE PROJECT :
歌舞伎、落語、文楽などと並び、日本が近代化する以前から存在し、いまでも親しまれている芸能のひとつとして、能楽がある。能楽の歴史は古く飛鳥時代(の少し前)に中国よりもたらされた伎楽に源流を持つといわれる。日本の歴史上、それまで散発的であった舞台上での芸を室町時代に体系化、様式化したものが能楽である。体系化、様式化を行ったのは室町時代の観阿弥・世阿弥親子といわれる。教科書にもそう記載されており、これは一般常識の類である。本作はその歴史上の人物、世阿弥の伝記映画である。世阿弥の伝記映画ではあるが、本作にはもうひとり同格の主人公を据える。世阿弥の弟の子で、世阿弥が養子に迎えた元重である。元重を養子に迎えたことに世阿弥をめぐるお家騒動の端緒がある。元重に罪はないのだが。ところで、いわゆる「お家騒動」は、誰しも思い当たるところのある家庭の問題であり、室町時代の芸能一家のお家騒動も現代とも無縁ではない。お家騒動は、ニュースとしていつでも世間を賑わせる。みな、どこか他人事ではないと思わせるものがあるのだろう。お家騒動を焦点とするからには、世阿弥を神格化して描く必要はない。世阿弥もかつて俗世に生き、死んだ1人の人間であるに過ぎない。本作を鑑賞する観客は能楽に対する基礎教養的なものは必要とせず、物語としては室町時代の能楽はあくまで背景であり、当時を生きた人々の楽しみ、悲しみを共有することを主眼とする。もちろん、能楽への興味の入り口としても本作を機能させたい。ところで、世阿弥に関する一次資料はその功績に比べて現在も乏しい状況にある。しかしながらこれまでの資料研究の成果、特に表章氏と香西精氏の一連の著作を参照に、その史実を埋め合わせるような映画として本作を構想してみたい。(2022.12.28掲載)
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NO.54/51
NAME :
松浦真一
TITLE :
真白を逃れて
とある女性アイドルへの熱狂ぶりのあまり、会社の金を横領してファン活動につぎ込んでいた男が逮捕され、懲役7年の刑に処されて出所後、心をいれかえてまじめに生きていくことを決意してまずはリゾートバイトを始めたが、そのリゾート地で偶然、逮捕のきっかけとなった女性アイドルと再会してしまい、再び人生の歯車が狂い始める物語。
- アクション
- スリラー
- プロット有
- 脚本有
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ABOUT THE PROJECT :
現代日本を舞台に、「ファム・ファタール」に魅せられた男が、とことん破滅していく物語である。観客にはこのとことん破滅していく様に人生のペーソスを感じ、これからも続く人生のほろ苦さをすこしでも味わいのあるものにしていただきたい。(2022.12.28掲載)
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NO.53/51
NAME :
松浦真一
TITLE :
愛想のいい女
小学6年生のトキオが修学旅行中に偶然拾った拳銃を発端に展開する⼩学⽣たちの虚々実々の駆け引きのサスペンスと思春期直前の⼩学⽣たちの性の⽬覚めを描いた物語。
- エロス
- 青春
- プロット有
- 脚本有
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ABOUT THE PROJECT :
「性の目覚め」という主題には、人間ひとりひとり固有のなんらかの思い出があり、これを映画として固有のディテールで表現することで、ひとりひとり固有の思い出に考えをめぐらせてほしい。そのような娯楽として提供したい。(2022.12.28掲載)
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