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DIRECTOR

NAME :

眞田 康平SANADA Kohei

PROFILE :

1984年石川県生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科監督領域修了。
監督、脚本、編集エディター。主な監督作品に、修了作品として監督した『しんしんしん』(11)。同作は渋谷ユーロスペースをはじめとした全国10館で劇場公開。NIPPON CONNECTION参加。『イカロスと息子』(15)にて、ゆうばりファンタスティック映画祭ショートフィルム部門で審査員特別賞受賞。近作にndjc2018『サヨナラ家族』(19)長編第2作『ピストルライターの撃ち方』(22)。

FILMOGRAPHY :

【Feature Film】
『紙風船』(2010)(オムニバス映画の一編「命を弄ぶ男ふたり」)
『しんしんしん』(2011)
『ピストルライターの撃ち方』(2022)

【Short Film】
『イカロスと息子』(2015)
『サヨナラ家族』(2019)

AWARD :

【Feature Film】
『しんしんしん』
NIPPON CONNECTION出品(2012)

【Short Film】
『イカロスと息子』
ゆうばりファンタスティック映画祭ショートフィルム部門審査員特別賞(2016)
NIPPON CONNECTION出品(2017)
大阪アジアン映画祭出品(2017)

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FILM PROJECT

この監督が提案する企画

NO.63/62

TITLE :

『中二の森』

田舎の中学生の亮太(14)は都会から転校してきた麻美(14)が映画好きということに心を動かされ(そんな人を初めて見たから)、いじめらている透(14)と、亮太の事が好きな幼馴染の渚(14)を巻き込んで、田舎には無い映画館に子どもだけで行こうと約束する。しかし、立場の違いでバラバラになった4人はそれぞれの方向に進んでいく。亮太は自転車で隣県のショッピングモールまで山を越えて向かうおうとするが‥‥

  • 青春
  • ドラマ
  • 脚本有

ABOUT THE PROJECT :

近くに映画館のない田舎の中学生が、自転車に乗って隣県のショッピングモールに映画を見にいくという実際にあったエピソードを聞いた時、寂しく暗い森を疾走するイメージがなんて映画的なんだと感じました。田舎の陰々滅々として逃げ場のない状況から中学生が抜け出すために、自力で(チャリで)山を越えようとする。そこには日常から離れ、大人になるために必要な『決定的な瞬間』があるのではないか、と思ったのが企画を考え始めたきっかけです。
 と同時に、脚本を書き進める中で、都会と田舎の学生たちの格差を意識するようになりました。そこには実際、教育格差があり文化格差がある。ただ映画館に行くことさえ別の世界の出来事のように感じるような、子どもだけでは簡単に越えられない大きな壁が立ちはだかっている。その壁を越える所を描かなければいけないのでは?
 全てがそうとは言いきれませんが少なからず昔から存在している格差。学校では将来の選択肢の意味さえ教えず、大人たちは最初から諦めるよう諭し、同級生は勉強することさえ馬鹿にして、しょうがないが口癖になってしまった子どもたち。
 それでも、と思うのです。そこに一矢報いる物語が今必要なのではないでしょうか? 諦めることが当たり前になっている私たちに代わって、怒って、泣いて、走ってくれる作品が今必要なのではないでしょうか? 私はそういう映画が見たい。この物語がまだ見ぬ何かを夢見て今も机の下で膝を抱えている誰かに届いたら。そう思って脚本を書きました。
「映画館は逃げ場所かもしれない。でも、だから、最高なんじゃないですか。」
そういう映画を撮りたいと思います。(2023.3.29掲載)

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